2009年の総投票数は175、2010年の総投票数は99、
2011年は150(3票無効)と去年の約1.5倍の伸び率。
ベスト年集計の結果から意見をまとめると、
2009>2011>2010年という客観的な評価になりますので、
この企画の投票者人口はベストエロゲの投票者人口に左右されるというよりは、
曲自体が豊作かどうかに左右されるのだと思います。
しかし、一人あたりの平均投票曲数は、
今年は5.34 曲/人となり、
去年の5.39 曲/人や、
一昨年の5.57 曲/人
よりも少ないという結果になっています。
この結果から言えることは、今年はトップクラスに気に入る曲は多いけれども、
気に入る曲の数自体はそこまで多くないという人が多かったのではないかということが
データからは考えられます。
実際は、WA2関連の曲に大量に投票するのを自重した人が多かったから、
一人あたりの投票曲数が多くなかった可能性が考えられますが。
ここで、投票者一人あたりの投票曲数を算出しましたので、
次にベストエロゲとの比較を行います。
ベストエロゲは、
2009年4.53 作/人 (カレー好き集計人 ◆83j4klZGf様のデータを引用)
2010年 4.54 作/人 (カレー好き集計人 ◆83j4klZGf様のデータを引用)
2011年 4.33 作/人 (◆RankERZlAw様のデータを引用)
となります。
ちなみにt検定という検定を行いますと、統計学的な観点から、
ソングのほうが投票者一人あたりの投票作品数が多い
ということが言えます。
結局のところ何が言いたいのかというと、
枠足りないよというクレームが度々挙がりますが、
ベストエロゲに合わせて枠を決めたから足りなくて当然ということです。
投票数の推移についての話をします。
こちらのグラフは日付ごとの投票数の推移をパーセンテージで示したグラフです。
推移グラフ
(大きめの画像ですのでサムネ表示しませんでした)
このグラフを見ると初日の投票者数の相対値は、
どの年でもほぼ同じ値(平均値 17.5% 標準誤差 0.62)となりました。
つまり、初日の集計をしてしまえば総投票者数がある程度は予想できてしまうことです。
また、最終日の伸びが大きいことが今年の特徴として挙げられます。
最後にGWAVEについて。
GWAVE 2011 1st 16曲収録中、トップ20入りした曲は計7曲。
2010 1stが17曲収録中、4曲がトップ20入り。
2010 2ndは6曲中2曲トップ20入り。
2009 1stは16曲中1曲トップ20入り。
2009 2ndは16曲中2曲トップ20入り。
投票前にGWAVEが発売されたために、
GWAVE収録曲の投票が伸びたという可能性は間違いなくあると思います。
しかし、GWAVE効果による投票の伸びを考慮したとしても、
2011 1stは「葱板ベストエロゲソング的には」かなりレベルの高い収録作であると考えられます。
最高傑作と名高い2005 2ndに並ぶクラスなのかなあ・・・